はじめに:Slackが「便利すぎて不便」になっていませんか?
Slackはチームでの情報共有やコミュニケーションに欠かせないツールですが、チャンネルやスレッドが増えすぎて「どこに何があるのか分からない」「大事な話が流れていく」など、混乱が起きやすいツールでもあります。
本記事では、Slackがごちゃついてしまったときにまず整えるべきことや、整理のルール設計、さらに“外注”という選択肢まで含めて、実践的な解決方法をご紹介します。
Slackがごちゃつく原因とは?
1. チャンネルが増えすぎて何がどこにあるか分からない
プロジェクトごと、担当ごとにチャンネルが乱立してしまい、「あの話どこに書いてたっけ?」と探す時間が増える原因に。
2. DM・スレッド・メンションが分散して見逃しやすい
情報がチャネル外やDMに飛び散っていて、特に経営者やマネージャーはメンションだけで埋もれてしまいがちです。
3. 情報共有の“ルール”がない or 人によって違う
「この内容はここに書く」「スレで残す」などの共通ルールがないと、個人の感覚で流され、蓄積されずに終わる情報が増えていきます。
整えるために、まず実践したい3つのこと
1. スレッド冒頭に“プロジェクト名”を明記する
ひとつのチャンネルで複数のプロジェクトが並行している場合は、スレッドの冒頭に:
◾️●●プロジェクト
といった見出しを入れることで、チャンネルを見返したときに:
- ◾️マーケ戦略リニューアル
- ◾️業務効率化PJ
- ◾️採用強化月間
というように、スレ一覧が視覚的に整理されます。
Slack上で探すときに“どこまでスクロールしたか問題”が激減します。
2. 会議議事録の共有をSlack内で完結させる
AI議事録ツール(例:Notta、Rimo Voiceなど)を導入しても、実際には「見に行かない」「見る習慣がない」ことが多くなりがちです。
- 参加していないプロジェクトの議事録 → わざわざ見に行かない
- 参加した会議でも、あとから議事録を確認することは意外と少ない
→ そこでおすすめなのが:
Slackに「会議議事録部屋」を作ること。
たとえば:
- チャンネル名:#議事録-共有
- スレッドタイトル例:◾️マーケ戦略 わいがや / ◾️サービス改善 定例MTG
などで運用すると、「あ、あの議事録Slackにあったな」と気軽に見に行けるようになります。
このチャンネルには、AI議事録をベースにした議事メモをどんどん書き込んでいくイメージです。
特におすすめなのは、会議中に全員でリアルタイムにメモを見ながら話す運用。AI議事録は便利ですが、
「そこ、そういう意味じゃない」といったニュアンスのズレに気づけるのは、やっぱり“人がまとめたテキストを共有で見る場”ならではのメリットです。
Slack上で完結していると、AI議事録ツール内をわざわざ開きに行く心理的ハードルもなくなり、情報の循環がスムーズになります。
Slack整理に“外注”を入れるという選択肢
オンライン秘書に「拾う」「まとめる」を依頼できる
Slackのメンション地獄から抜け出す第一歩は、「誰かが自分の代わりに拾ってくれる」状態を作ること。
- 自分メンション+未対応のスレをピックアップ
- 1日1回、スレURLと要点をまとめて共有
といったリマインドを頼むだけでも、抜け漏れの大幅削減と“考える時間”の確保が可能になります。
情報共有の仕組み化は“運用設計”が9割
どこに書くか、誰が拾うか、どう振り返るか?
それを整理・整備する役割がSlackには必要です。
Press-tigeでは、Slack運用ルールの整備や議事録の活用フロー設計、タスク整理まで、オンラインで完結する「情報の整え役」を担っています。
まとめ|Slackのごちゃつきは“人と仕組み”で整える
Slackを使いこなすには、ツール知識よりも整理する役割と運用設計が鍵です。
「流れて終わる」「誰も拾わない」「見返せない」から脱却して、情報がちゃんと“資産になるチーム”を作りませんか?
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