はじめに:事務を誰かに任せたいときの「3つの選択肢」
経営者や事業責任者の方にとって、日々の事務作業は「自分がやるべきじゃない」とわかっていながら、つい抱えてしまいがちな業務のひとつです。
「採用するほどじゃないけど、処理しきれない」「でも誰に、どう頼めばいいのか…」と迷う方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな「事務を外注したい」と考えている方向けに、よくある3つの選択肢と、それぞれのメリット・デメリット、向いているケースについてご紹介します。
1. 単発で依頼できる「業務代行サービス」
具体的に頼めること:
- 名刺入力やリスト作成
- アンケート集計や資料の整形
- 会議メモの清書や転記作業
メリット:
- 単発で完結するため、コストを抑えやすい
- 初期導入のハードルが低い
- クラウドワークスやココナラなどを使ってすぐ依頼可能
デメリット:
- 仲介プラットフォームにマージンがかかり、受託者のロイヤリティは上がりにくい
- 前提知識が必要な業務は依頼が難しい
- 単純業務向け。AIによって代替されつつある領域も
向いている人:
- 業務内容が明確で、定型的な作業を任せたい人
- 一度きり・短期間で終わる依頼をしたい人
2. オンライン秘書会社を使った「継続サポート」
具体的なサービス例:
- 月10〜30時間の契約型で事務を引き受ける
- 定例MTG同席、議事録作成、スケジュール調整など
- チームでの進行管理やSlack運用のサポート
メリット:
- サービスの安定性が高く、運営会社が品質・稼働を管理してくれる
- メンタル管理やサポート体制があり、途中で“飛ぶ”リスクが少ない
- 属人化せず、仕組みとして運用しやすい
デメリット:
- プランによっては柔軟性に欠ける場合もある
- 「この作業のついでにこれも…」という依頼が都度課金になることも
- 関係性が“パートナー”というより“外注先”止まりになりやすい
向いている人:
- 業務整理はできていて、任せたい業務が明確な人
- 安心して長く使えるサービスを探している人
3. パートナー型の「オンライン秘書」
特徴:
- 相性が合えば、日々の事務だけでなく戦略や意思決定にも関われる
- ツールやルールも柔軟に適応できるため、実態に即した動きが可能
- 伴走しながら関係性が深まり、“参謀”のような存在になることも
デメリット:
- 探す難易度はやや高い(X、LinkedIn、紹介など)
- 依頼内容・関係性の整理が最初に必要
向いている人:
- 単なる外注ではなく、“誰と働くか”を重視している人
- タスクの実行だけでなく、思考整理や提案まで任せたい人
比較表:それぞれの特徴と向いている人
種類 | 特徴 | メリット | デメリット | 向いている人 |
---|---|---|---|---|
業務代行 | 単発・定型業務 | コスト◎/導入がラク | ロイヤリティ×/継続性× | 単発・明確な依頼がある人 |
オンライン秘書会社 | 月額契約型/運営会社が管理 | 安定性◎/属人化回避 | 柔軟性△/追加課金あり | 継続的に任せたい人 |
パートナー型秘書 | 個人契約/柔軟性高い | 関係性が深まる/経営補佐も可 | 探す労力/相性判断必要 | 右腕・参謀がほしい人 |
まとめ:誰に頼むかは「どこまで任せたいか」で決まる
安心感やコストを優先するなら、業務代行や秘書会社も有効な手段です。
でも、「この人と一緒に事業を整えていきたい」と思える右腕的存在を求めるなら、関係性まで視野に入れた“パートナー型”の秘書という選択肢もあります。
Press-tigeでは、業務の実行だけでなく、業務整理・情報設計・意思決定支援まで含めた右腕的オンライン秘書として、経営者の「考える時間を整える」お手伝いをしています。
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