優秀なオンライン秘書さん、時給獲得むつかしくなっています・・
オンライン秘書の市場が成熟しつつある今、ただ「時給で必要なときだけお願いする」という契約スタイルで、優秀な人材を確保し続けるのが難しくなっているのを感じます。
特に、「この人にお願いしたい」と思えるような対応力・理解力・先回り力を持った秘書さんほど、すでに複数のクライアントから指名が入り、取り合いのような状況になっているのが現実です。
【オンライン秘書目線】時給契約は非効率?!
たとえば、「時給2,000円で1日2時間、週5日程度の依頼」としているとします。
月額換算で順当にご依頼があれば、8万円程度の報酬になるはずです。
ただ、時給契約というのは、「業務が発生した時間だけ報酬が支払われる」スタイル。
つまり、スタンバイしていても、お声がかからなければ「時間は確保したけど報酬は発生しない」という状況になるのです。
この状況では、秘書側も他の案件を積極的に取ることもできず、最終的に、「安定して収入が見込めるクライアント」の方に優先順位が移るという構造になってしまいます。
優秀な人材ほど、「予測できる収入」をめざす
そこで、おすすめしているのが固定給型のスタイルです。
例:毎日2時間は稼働してもらう代わりに、月額8万円を保証する
このような形であれば、
- オンライン秘書側はスケジュールを安心して確保できる
- クライアント側も「毎日2時間は必ずこの人に任せられる」という安心が生まれる
→ まさに“右腕”として並走できる関係になります。
最初は「1日1時間で、様子をみて時間を増やせますか?」という交渉もおすすめです。
まずは1日1時間なにかを頼むと決めてしまうことで「そういうえば、これも手付かずだったから依頼しよう」と、「緊急度が低く後まわしだったが、重要度は高い」業務に着手できるきっかけになるクライアント様も多いです。
そのうちにルーティンで毎日お任せしたい業務が出てきて、結果、毎日固定で稼働をお願いするという流れがよくあります。
優秀な人材は案件を「選べる」状況になっている
オンライン秘書という働き方自体は確実に広がってきました。
ですが、対応力・スピード・提案力・キャッチアップ力のある“本当に信頼できる人材”は限られています。このような人たちは、「どの案件を継続するか?」を選べる状況になっています。
(これはオンライン秘書だけでなく、採用市場全体に言えることですね)
そしてママさんも多いオンライン秘書市場では、彼らが選ぶ基準は「安定して収入が入る契約スタイル」となる傾向が特に強いです。
まとめ|報酬形態を少し変えるだけで獲得に勝てる
- 「頼んだときにだけお願いする」では、継続されにくくなっている
- 「必要な業務が発生したらお願いする」では、信頼関係が築きにくい
これからの外注オンライン秘書との関係は、
“時給で業務を切る”のではなく、“時間を固定して共に進む”パートナーシップの形へ。
迷ったら、まずは週5時間などのミニマム固定契約を検討してみてください。
ご相談・導入サポートについて
Press-tige(プレスティージュ)では、オンライン秘書の導入における「時間設計」「固定契約のつくり方」「ディレクション」についてのサポートも行っています。
オンライン秘書を導入してみたいが、仕組みがわからないという方はぜひお問い合わせください。
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